ウクライナ兵210人の遺体が帰還、マリウポリで死亡 国防省

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アゾフスターリ製鉄所から立ち上る煙/Alexander Ermochenko/Reuters

アゾフスターリ製鉄所から立ち上る煙/Alexander Ermochenko/Reuters

(CNN) ウクライナ国防省情報総局は南東部マリウポリで亡くなったウクライナ兵の遺体が7日時点で210体帰還したと公表した。

戦争捕虜待遇調整スタッフの取り組みで「マリウポリで死んだ防衛者の遺体返還プロセスが進んでいる」としている。

遺体の大半は「アゾフスターリの英雄的な防衛者」のものだという。アゾフスターリ製鉄所はマリウポリ防衛で残ったウクライナ側最後の拠点。同市はロシア軍やロシアが支援する勢力の攻撃で陥落した。

調整スタッフはゼレンスキー大統領の代理として、亡くなった兵士の遺体とロシア側の捕虜になっているとみられる約2500人の帰還実現に向けて取り組んでいる。

「亡くなった兵士全員がウクライナの支配する領土に帰る必要がある。すべての遺体は英雄にふさわしい敬意をもって最後の旅路へと進む」と情報総局は声明で述べた。

CNNのベン・ウェデマン上級国際特派員は今週、数十の兵士の遺体袋を確認する首都キーウ(キエフ)中心部の遺体安置所の様子を伝えた。遺体は2カ月の包囲が続いたマリウポリで亡くなった兵士のものだった。

ウクライナとロシアは包囲終了の合意の一環で遺体の交換を進めている。

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