ウクライナ、IAEAと国連にザポリージャ原発の「解放」訴え グロッシ事務局長

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ウクライナのザポリージャ原子力発電所/Ed Jones/AFP/Getty Images

ウクライナのザポリージャ原子力発電所/Ed Jones/AFP/Getty Images

(CNN) 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は7日、ウクライナがIAEAと国連事務総長にロシアの占拠下にあるザポリージャ原発を「解放」するよう訴えたとの認識を示した。

グロッシ氏はCNN記者とのインタビューで「ウクライナ政府は私と国連事務総長に対し、ザポリージャ原発の解放に向けた取り組みを行うよう招待した。いや、そうした取り組みを行うよう訴えた」と述べた。

「ウクライナ政府は我々に義務を果たすよう要請した」とも語り、「IAEAはウクライナでこうした査察を行う必要がある。(査察を)求めたり望んだりするかという問題ではなく、これは義務だ」とした。

グロッシ氏はCNNに対し、査察はもう長く行われておらず、「査察が必要な核物質が数多くある」と指摘している。

IAEAの訪問はロシアによる同原発の掌握に正統性を与えることにならないかとの質問に、グロッシ氏は「それは全くの誤りだ。私が現地に行く際には、ウクライナがIAEAと交わした合意に基づき訪問する。ロシアではなくウクライナと交わした合意だ」と強調した。

ウクライナの原子力事業者はこれより前、IAEAトップはロシアによるザポリージャ原発の占拠に正統性を与えており、ウクライナから同原発への訪問要請があったとの「うそ」をついていると非難していた。

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