メルケル氏、ロシアのウクライナ侵攻は「大きな過ち」

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インタビューに答えるドイツのアンゲラ・メルケル前首相(写真左)=7日、ドイツ・ベルリン/Fabian Sommer/dpa/AP

インタビューに答えるドイツのアンゲラ・メルケル前首相(写真左)=7日、ドイツ・ベルリン/Fabian Sommer/dpa/AP

(CNN) ドイツのアンゲラ・メルケル前首相は7日、ロシアがウクライナに対して侵攻するにあたって国際法を「野蛮に無視」したことに正当な理由はないと述べた。

メルケル氏はドイツ人記者のインタビューに答え、ウクライナへの攻撃はロシア側にとって大きな過ちであり、欧州で人々が一緒に平和に生活するための国際法などのあらゆるルールや全てに違反していると指摘。何世紀にもわたって、どの領土がどこに属していると言うなら、戦争しか起こらず、そうしたことは絶対に受け入れられないと述べた。

メルケル氏は、2月24日のロシアによるウクライナ侵攻につながった、ここ数年のロシアの動きを阻止するために十分に努力してこなかったとして、自身を責めることはないと述べた。

メルケル氏は「うまくいかなかったことは非常に残念だ。しかし、わたしは、取り組まなかったとして今、自分を責めることはない」と述べた。ロシアのプーチン大統領に言及し、「もし、我々が『あの男と話す必要は全くない』と言っていたら、非常に悔やんだだろう」と語った。

メルケル氏はロシアと欧州は一定の関係を持った隣人であり、「お互いを無視することはできない。将来もそれはあり得ない」と述べた。

メルケル氏は、自身の在任時にウクライナを北大西洋条約機構(NATO)の加盟候補とするあらゆる計画は、プーチン氏からすれば宣戦布告に等しいと映ったと確信していると述べた。

メルケル氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領について、汚職の撲滅に勇敢に取り組んでいたとしながらも、当時のウクライナは新興財閥に支配されており、そのことがNATO加盟を阻んだだろうとの見方を示した。

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