トルコ大統領、ロシアとウクライナに責任ある行動呼びかけ 穀物輸出合意で

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穀物輸出合意を巡り、ロシアとウクライナに対し責任ある行動を呼びかけたトルコのエルドアン大統領/Adem Altan/AFP/Getty Images

穀物輸出合意を巡り、ロシアとウクライナに対し責任ある行動を呼びかけたトルコのエルドアン大統領/Adem Altan/AFP/Getty Images

(CNN) トルコのエルドアン大統領は25日、ロシアとウクライナに対して、先週両国が署名したウクライナ産穀物の輸出に関する合意を尊重し、責任ある行動をとるように呼びかけた。

エルドアン氏は国営放送TRTで「合意の精神に反する行為を全員が回避するように望む」と述べた。

合意はトルコと国連が仲介して実現したが、その翌日にロシア軍がミサイルでウクライナ南部の港湾都市オデーサを攻撃した。

エルドアン氏は攻撃の影響が拡大しないようにトルコ政府が外交努力を重ねていると強調。「このようなことが起きたのは悲しく、この種の失敗は我々全員に害をなすだろう。我々は合意のすべての構成要素を断固実現する決意だ」と語った。

トルコのアカル国防相もウクライナのインフラ相に対し、穀物輸送の早期の開始が重要だと伝え、トルコは自国が担う責務を果たすとも述べた。

米国務省のプライス報道官は、オデーサへの攻撃があっても当事者が再開に向けた準備を継続していて、穀物と肥料の輸出は実行されるとの同省の見方を示した。

オデーサへの攻撃は「合意の他の当事者に対するロシアの約束の信頼感を損なう」と指摘し、米国は他の友好国とともにロシアの責任ある合意履行に向けて協調すると述べた。

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