ウクライナ大統領、ロシアとの交渉なし 占領地で住民投票強行なら

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(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアがウクライナ内の占領地で併合などを正当化する住民投票を強行した場合、ロシアとの交渉は将来的にないとの考えをこのほど表明した。

国民向け演説で、「占領者たちが南部の占領地でまがいものの住民投票を準備しているとの情報が毎週ますます増えている」と指摘。

その上で「単純な一つのことを言っておきたい」とし、「いかなる形でも占領者たちを助ける当事者は全員がその意図の責任を問われることだ。ウクライナに対し責任を担う」と強調した。

「ウクライナの立場は変わっておらず、領土などは一切譲るつもりはないということだ」と主張。「ロシアが住民投票の実施を追い求めるのなら、ウクライナや自由世界との交渉の可能性を閉ざすことになる」とし、この交渉はロシアがしかるべき時に明確に必要とするものだとも説いた。

ウクライナ東部ドンバス地方の一部地域を掌握する親ロシア派の当局者たちはこれまでロシアとの併合を狙う住民投票に踏み切る計画に言及している。

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