ロシア軍の選択肢は「逃走か投降」 ゼレンスキー氏
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍によるロシア軍との戦闘の取り組みに言及し、ロシア軍について「できることは2つだけだ。逃走か投降だ」と述べた。
ゼレンスキー氏は恒例のビデオメッセージで、ウクライナ軍と治安部隊は「できることとできないことの全てを行っている。そうすることで、ロシア軍の兵士はロシアが我々の土地にもたらしたこの恐ろしいテロ行為に対するウクライナの反応をきっと感じることができるだろう」と述べた。
ゼレンスキー氏は、ウクライナ南部でウクライナ側の攻撃が行われていると述べたが、目標や予定、ヘルソン州での進攻についてはほとんど詳細を示さなかった。
ゼレンスキー氏は「クリミアからハルキウ州まで、一時的に占領されたウクライナの領土で、ロシア軍にとって安全な基地や静かな場所はひとつもなく、今後もないだろう。我々の防衛軍は全ての倉庫、司令部、装備をどこにあろうとも破壊する」と述べた。
ゼレンスキー氏は「ここはウクライナの土地だ。そして、占領者にできることは2つだけだ。逃走か投降だ。ほかに選択肢はない」と述べた。
ゼレンスキー氏は、クリミア半島の人々に対してロシア軍の施設から可能な限り離れるよう求めたほか、ロシア軍についての情報をウクライナ軍の特殊部隊に報告するよう要請した。そうすることでクリミアの解放が早まるとした。