イラン、ネット接続を制限 女性死亡へのデモで死者増加

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死亡したマフサ・アミニさんの肖像を掲げるデモ参加者/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

死亡したマフサ・アミニさんの肖像を掲げるデモ参加者/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

(CNN) イランで道徳警察に拘束された若い女性の死に対する抗議デモが続くなか、当局は24日までに、街路に平穏が戻るまでインターネット接続を制限すると明らかにした。

イランではマフサ・アミニさん(享年22)の先週の死をきっかけに、数千人が街頭に繰り出して抗議を行っている。

アミニさんは首都テヘランで逮捕され、「再教育センター」に連行された。逮捕理由は頭部を覆うヒジャブを適切に着用していなかったことだとみられる。

16日以降、テヘランを含む少なくとも40都市でデモが行われた。デモ隊は女性に対する暴力や差別、ヒジャブ着用義務の撤廃を求めている。

デモは治安部隊との衝突に発展し、数十人が死亡したとの情報もある。

CNNは死者数を独自に検証できていない。野党勢力や人権団体、現地のジャーナリストはそれぞれ異なる推計を公表しており、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは23日、子ども4人を含む少なくとも30人が死亡したと発表。国営イラン放送(IRIB)によると、死者は35人に上るという。

当局はネット制限によりデモを抑え込みたい考え。イラン通信相はIRIBの取材に「暴動が終わるまでインターネットは制限される。SNSを通じた暴徒の組織化を防ぐには、ネットを制限せざるを得ない」としている。

通信相の発言の前に投稿されたSNSの動画には、女性たちが頭を覆うスカーフを脱いで燃やしたり、デモ隊が「女性、命、自由」などのスローガンを連呼したりする様子が映っていた。

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