プーチン氏、いかなる敗北も「認めず」 フィンランド大統領
(CNN) フィンランドのニーニスト大統領は27日までに、ロシアによるウクライナ侵攻が危険な状況を迎えていると警告した。ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻に高い信頼性を与えていたものの、自分に不利な状況になってきているとの見方を示した。
ニーニスト氏はCNNの取材に対し、プーチン氏がウクライナ侵攻に全てをつぎ込んでいると語った。
ニーニスト氏はプーチン氏について、「戦士」だと形容。そのため、プーチン氏がいかなる種類の敗北についても受け入れるのを目撃することは非常に困難であり、そのことが状況を危機的なものにしていることは間違いないと指摘した。
フィンランドの国境警備当局によれば、24日に陸路でフィンランドに入国したロシア人の数は8500人を超えた。
国境警備当局の幹部は25日、SNSへの投稿で、24日には8572人のロシア人が陸路でフィンランドに入国したと明らかにした。1週間前の土曜日に入国したロシア人の数は5286人だったという。24日の入国数は前週比で62%増えた計算になる。
プーチン氏が失速したウクライナ侵攻を立て直すため「部分的動員」を宣言したことで一般のロシア人もウクライナ侵攻に関与する可能性が高くなり、フィンランドに入国するロシア人の数が増加している。