マレーシア総選挙、97歳のマハティール元首相が出馬表明

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マハティール元首相。プトラジャヤでの記者会見後=11日/Hasnoor Hussain/Reuters

マハティール元首相。プトラジャヤでの記者会見後=11日/Hasnoor Hussain/Reuters

香港(CNN) マレーシアのマハティール元首相(97)は11日、11月に実施される見通しの総選挙に出馬すると表明した。

マハティール氏は自身が率いる政治連合「祖国運動」の候補として、リゾート地ランカウイ島の選挙区から出馬する。

ただし祖国運動が勝利した場合、だれが首相になるかは決まっていないという。同氏は会見で、「首相候補の話が関係するのは勝った時だけなので」と説明した。

マハティール氏は今年初め、心臓病で入院していた。さらに最近、新型コロナウイルスに感染し、先月退院した。

同氏は過去に2回、首相を務めている。1回目の在任期間は22年に及んだ。いったん退任した後、2018年に復帰した選挙で予想外の大勝。「統一マレー国民組織(UMNO)」のナジブ元首相に代わり、92歳で再び首相に就任した。

ナジブ氏は政権を追われた後、資金流用事件で起訴された。有罪が確定して収監中だが、今も政治的影響力を持ち、恩赦を受ける可能性が指摘されている。

マレーシアの現首相、UMNOのイスマイルサブリ氏は10日に議会を解散したが、総選挙の日程は確定していない。

マハティール氏は11日、選挙でUMNOが勝てばナジブ氏が釈放されるかもしれないと指摘した。

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