ウクライナ復興へ「新たなマーシャルプランを」 独首相
(CNN) ドイツのショルツ首相は25日、ウクライナ復興へ向けて、「新たなマーシャルプラン」を呼び掛けた。マーシャルプランは、米国主導の開発計画で、第2次世界大戦後の欧州で民主主義を守るために経済の復興を目指した。
ショルツ氏は、ドイツ首都ベルリンで開催された戦後の復興の取り組みについて協議する会合で発言した。ショルツ氏は、戦争がいつ終わるのかはわからないが終わりは来ると語った。
ショルツ氏は、ウクライナの復興を支援することは何世代にもわたる挑戦であり、国際社会全体の力を集結することが必要だと述べた。
ショルツ氏は、ドイツが、必要な限り、自衛のための兵器について、ウクライナ政府を支援し続けると語った。そのために、ウクライナを政治や財政面のほか、人道支援や兵器に関しても断固として支援を続けるとした。
ショルツ氏によれば、こうした支援のなかには、ウクライナが喫緊に必要としている防空システムの強化が含まれる。
ショルツ氏は、ロシアがウクライナでドローン(無人機)を使って民間人や発電所を攻撃していることについて、戦争がさらにひどい状況に陥り、ロシア政府が自暴自棄になっていることを示唆していると述べた。