ロシア、イラン製ドローン400機を使用 ウクライナ大統領
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、ロシアはウクライナへの侵攻でこれまでに約400機のイラン製ドローン(無人機)を使って市民やインフラを攻撃したと述べた。
ゼレンスキー氏はギニアビサウのエンバロ大統領との記者会見で、ロシアの「対話」には「言葉の代わりに400発のミサイル」が含まれていると述べた。
ゼレンスキー氏は、ウクライナ軍によって「殺人的なドローンの60〜70%が撃墜された」と説明。「イラン製ドローンによる攻撃で近親者を失ったすべての人に哀悼の意を表する」と付け加えた。
イランはウクライナへの攻撃で使用されたドローンのロシアへの提供を否定している。CNNが入手した書簡によると、英国、フランス、ドイツの国連大使は21日、国連事務総長にイランのロシアへのドローン提供について調査するよう要請した。
国連大使らは、ウクライナでイランのドローンが使用された「重要なオープンソースの証拠」を挙げた。
英国防省も24日に公表した最新の分析結果で「ロシアは、ますます効果が上がっているウクライナの防空網に侵入するために、イラン製ドローン『シャヘド136』を大量に投入する可能性が高い」としている。
イラン政府系のタスニム通信によると、同国のアブドラヒアン外相は22日に西側が指摘する疑惑を否定したという。
アブドラヒアン氏は「ウクライナでの戦争でロシアにドローンを提供したという主張を非難する。我々は世界のどこの戦争にも反対だ」と述べた。