イラン聖廟で「テロ攻撃」 15人死亡、40人負傷 国営メディア報道

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シラーズの聖廟(せいびょう)でテロ攻撃が発生し現地の救急隊員らが駆けつけた=イラン南部シラーズ
/FRAS

シラーズの聖廟(せいびょう)でテロ攻撃が発生し現地の救急隊員らが駆けつけた=イラン南部シラーズ /FRAS

(CNN) イラン国営メディアなどは、同国南部の都市シラーズの聖廟(せいびょう)で26日に「テロ攻撃」があり、少なくとも15人が死亡、40人が負傷したと伝えた。

国営プレスTVによると、犠牲者のうち2人は子どもだった。

国営ニュースによれば、治安部隊は容疑者2人を逮捕し、さらに1人の行方を追っている。

イラン治安機関系のヌール通信は、容疑者は外国籍だと伝えた。

この攻撃に関する犯行声明は出されていない。

国営イラン通信(IRNA)は目撃者の話として、車の中にいた犯人が、入り口付近で礼拝者を襲撃したと報じた。

シラーズがあるファルス州の知事は「テロリストはまず聖廟の職員や守衛を狙い、夕べの祈りに集まる人たちを襲撃しようとしたが、職員の1人が男の前で扉を閉めた」と話している。

目撃者は国営メディアの取材に対し、「アザーン(礼拝の呼びかけ)の時刻に聖廟の女性の区画から大きな悲鳴が聞こえ、突然、武装した男が聖廟の敷地内でカラシニコフ銃を無差別に乱射するのが見えた」「最初の乱射の後、襲撃者は聖廟の近くへ行き、その場にいた人たちを銃撃した」と話している。

イランではこの日、道徳警察に拘束された22歳の女性が死亡してから40日にあたり、クルディスタン州にある女性の埋葬地を数千人が訪れ、各地で衝突が起きていた。

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