キーウ発ヘルソン行きの列車が出発、8カ月の占領経て
(CNN) ウクライナの首都キーウ(キエフ)から18日、8カ月間ロシアの占領下にあった南部ヘルソンに向かう列車が出発した。解放後のヘルソンに向かう列車は初めて。
ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官はSNSのテレグラムで、「これは我々の勝利の列車だ」と述べた。
乗客は約200人だった。
ヘルソン市の住民は8カ月にわたりロシアの占領下で暮らしていたが、ロシア軍の東への撤退に伴い先週、ウクライナ軍が市内に入った。
ロシア軍に制圧されていたウクライナの州都はヘルソンのみだった。奪還された市街には歓喜の光景が広がり、住民が歌ったり旗を振ったり、ウクライナ兵と抱き合ったりする姿が見られた。
ただ、市内や周辺地域に基本的なサービスを回復するにはやるべき作業が多く残る。ウクライナの当局者は現在、被拘束者が受けた残虐行為や拷問について調査を進めている。