NATO、旧ソ連製兵器製造の資金援助を検討 ウクライナ支援
(CNN) 米国のブリンケン国務長官は11月30日、北大西洋条約機構(NATO)がウクライナ軍で使われている旧ソ連時代の兵器製造への資金援助などを検討していることを明らかにした。
NATO外相級会合が開かれたルーマニアの首都ブカレストでCNNの取材に述べた。
長官はこの中で「我々はウクライナが望み、彼らにとって最も効果的なものの調達を確実にするためのあらゆる選択肢を考慮に入れている」と指摘。
「この種のものの一部は数十年にわたって使い続けてきた旧ソ連製の兵器である」とし、これらの兵器の弾薬がウクライナにあることを確実にしなければならないとした。
その上で、「ある場合には製造がしばらくの間なされていなかったものの製造が必要になるかもしれない」と述べた。
ウクライナが用いている兵器製造への資金援助などについては米紙ニューヨーク・タイムズが先に、NATOはチェコ、スロバキアやブルガリアにある旧式の工場への投資を話し合っていると報道。
この投資は、旧ソ連製の砲門などに依然大きく頼っているウクライナ軍の事情を踏まえ、これらの砲門に適合する砲弾の製造を再開するのが目的と伝えていた。