激戦の応酬も多くの前線は膠着状態に、ウクライナ東部戦況
さらに北部に位置するルハンスク州と北東部ハルキウ両州の境界線の戦況については、ウクライナ軍がロシア軍の小規模な抵抗を押し返したとの情報が流れている。ルハンスク州のウクライナ側のハイダイ知事が述べた。
同知事は寒さが募り、地面がさらに硬くなれば、両国軍の衝突は近い将来、一層強まるとも予想した。
一方、参謀本部のフロモウ作戦本部長代理は22日までに、ルハンスク州で先週起きたロシア軍との交戦は388回に達すると明かした。15日段階での数字で、ロシア軍は広範な前線でミサイルや砲門を動員した攻撃を続けていると説明した。
今月8日以降のミサイル攻撃はS300型ミサイルを使った38回を含め計41回で、民間インフラやウクライナ軍陣地などが標的になったとした。
388回の軍事衝突でロシア軍側に多数の死者が出たとも述べた。12月1~2日の間では最多で500人がルハンスク州の病院に搬送されたが、大半はワグネルの傭兵だったとした。
占領地にある病院に運ばれたロシア軍兵士の総数は同月4日時点では3600人以上に達したともつけ加えた。CNNはこの推定数字を裏づける材料は得ていない。