国連安保理、タリバンの女性排除に「深い懸念」を表明

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アフガニスタン南部カンダハルの商店街を歩くアフガン女性ら/Javed Tanveer/AFP/Getty Images/File

アフガニスタン南部カンダハルの商店街を歩くアフガン女性ら/Javed Tanveer/AFP/Getty Images/File

(CNN) 国連安全保障理事会は27日、アフガニスタンの実権を握るイスラム主義勢力タリバンの暫定政権が女性を教育やNGOの活動から排除する動きに対して「深い懸念」を表明した。

タリバンは先週、国内での女性の大学教育を停止し、NGOに所属する女性職員の勤務を禁止した。

これに対して安保理は声明で、アフガン女性の「完全、平等で有意義な参加」と、「人権および基本的自由の尊重が衰退していくことを示す政策の撤回」を求めた。

タリバンは昨年8月にアフガンの実権を掌握してから、女性への締め付けを強めてきた。3月には中等学校への女子生徒の復学も停止していた。

女性のNGO勤務が禁止されてから、主要な国際NGOのうち少なくとも6団体が活動を一時的に停止している。

安保理は声明の中で、NGOからの女性排除は国連などによる人道支援活動に影響を及ぼすと指摘。「このような制限はアフガン国民へのタリバンの約束や、国際社会からの期待に反する」と非難した。

国連のグテーレス事務総長も同日のツイートで、タリバンは不当な人権侵害を撤回する必要があると述べ、女性を排除し口を封じる行動はアフガン国民に多大な苦難をもたらし、可能性の妨げになると主張した。

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