中国戦闘機、米軍機の飛行を妨害 南シナ海上空

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米軍は、中国軍機が先週、南シナ海の国際空域で、米空軍の偵察機に異常に接近したと明らかにした/U.S. Indo-Pacific Command

米軍は、中国軍機が先週、南シナ海の国際空域で、米空軍の偵察機に異常に接近したと明らかにした/U.S. Indo-Pacific Command

(CNN) 米インド太平洋軍は29日、中国の戦闘機が先週、南シナ海上空で米空軍の偵察機の飛行を妨害し、「危険な飛行」を行ったため、米軍機は回避行動を余儀なくされたと発表した。

12月21日、中国海軍の殲(せん)11戦闘機が、約30人が乗った米空軍の偵察機RC135の機首から約6メートルの距離まで急接近した。そのためRC135は「衝突を避けるための回避行動」を取らざるを得なかった、と米インド太平洋軍は声明で述べた。

米国の防衛当局者は、米中を含め、2国の航空機が上空で接近する場合、通常は安全かつ専門的な方法で行われるが、今回のように相手が故意に危険な行動に出た場合、米国は中国政府との通信手段を通じて、外交的、軍事的に対応するとし、「今回もそうするつもりだ」と述べた。

中国は南シナ海の大部分を領海の一部として主張している。その中には争点となっている水域内の多くの島々も含まれており、その一部は中国政府がすでに軍事化している。

米国は中国によるこれらの領有権の主張を認めておらず、南シナ海で定期的に「航行の自由作戦」などの軍事活動を行っている。

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