ロシア、大晦日を前に大規模ミサイル攻撃 キーウ市民は動じず
ロシアのラブロフ外相は29日、ウクライナのゼレンスキー大統領が提示した10項目の和平条件に基づく交渉には応じないと強調した。これにはロシア軍のウクライナからの全面撤退、核の安全への道、食糧安全保障、ロシアの戦争犯罪人を裁く特別法廷の設置、ロシアとの最終的な和平条約などが含まれていた。
一方でラブロフ外相は、ロシアには外交的解決の用意があると指摘。戦争の終結を望むとしたプーチン大統領のここ数日の発言を踏襲した。
ウクライナ国家緊急事態局によると、全土の攻撃では少なくとも3人が死亡、7人が負傷した。
ロシアの29日の攻撃は電力設備が標的とされ、複数地域で停電が発生。新年の祝日が迫る中、全力で復旧作業が行われている。