外務省近くで爆発、5人死亡 アフガン首都
(CNN) アフガニスタン首都カブールの外務省近くで11日に爆発があり、警察によると少なくとも5人が死亡した。市内の治安状況悪化を示す最新の兆候となった。
警察はツイッターで負傷者も多数出ていると発表。実行犯を見つけて罰するとした。
爆発はカブール市内の外交地区で現地時間の午後4時前後に発生。周辺にはトルコやインド、中国など複数の国の大使館がある。
警察は負傷者の具体的な数を明らかにしていないが、人道支援団体「エマージェンシー」によると、市内にある同団体の外科センターには爆発後、40人以上の患者が運ばれているという。
過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系組織でタリバンと敵対する「ISIS―ホラサン(ISIS―K)」から犯行声明が出た。自爆攻撃だったとしている。
ISISのメディア部門、アマク通信は証拠を示すことなく、爆発で20人が死亡したと述べた。ISISーKの戦闘員1人が外務省の正門付近で、大勢の人がいる中、爆破ベルトを爆発させたという。CNNはこれらの主張を独自に確認できていない。
2021年8月にイスラム主義勢力タリバンが実権を握って以降、カブールでは多数の攻撃が発生し、数十人が命を落としている。