ウクライナの大統領府顧問、ドニプロのミサイル攻撃巡る発言で辞任
(CNN) ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は中部ドニプロの集合住宅を直撃したロケットを巡る自らの発言を謝罪し、辞表を提出した。同氏はロケットがウクライナ軍が撃ち落としたものだとの見方を示していた。
アレストビッチ氏はフェイスブックに辞表の写真を投稿し、「根本的な過ちは辞任を意味する」として理性的行動の模範となりたいと記述した。
同氏は集合住宅を直撃したロケットはウクライナの防空システムが撃ち落としたものだと主張。一方、ウクライナ空軍は15日に、その種のミサイルを撃ち落とす能力はないと述べていた。ロケットは巡航ミサイル「Kh-22」だった。
アレストビッチ氏はウクライナのテレビで「重大な過ち」を犯したと認め、「私の早計で誤った理由付けで深く傷ついた人々全員に謝罪したい」と語った。
攻撃は9階建ての建物を直撃し、子ども6人を含む少なくとも45人が死亡した。ゼレンスキー大統領は攻撃を非難し、ロシアの行動は「戦争犯罪」に値すると述べた。