ロシア領を攻撃可能な武器の供与は「極めて危険」 ロシア報道官
(CNN) ロシアのペスコフ大統領報道官は19日、ロシア領土を攻撃できる武器をウクライナに供与することについての西側諸国の協議は「極めて危険」と定例記者会見で述べた。
ペスコフ氏は「ウクライナはすでにロシアの新しい領土を絶えず攻撃する武器を持っているが、ロシア領土への攻撃を可能にする武器をウクライナに供与する許容範囲についての議論自体が潜在的に極めて危険だ」と述べた。
また「これは紛争を新たな質のレベルに引き上げることを意味する。欧州の安全保障にとって吉兆とはならないレベルだ」とも指摘した。
ロシアのアントノフ駐米大使も同日、西側諸国のウクライナへの武器供与について「皆に明確にしておかなければならない。ロシアは米国や北大西洋条約機構(NATO)からゼレンスキー政権に提供されたあらゆる武器を破壊する」と述べた。