住宅ビル攻撃は巡航ミサイル、ウクライナに「撃墜能力ない兵器」と当局者

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集合住宅への攻撃を受けた後持ち物を取りに戻った住民=15日/Nicole Tung/The New York Times/Redux

集合住宅への攻撃を受けた後持ち物を取りに戻った住民=15日/Nicole Tung/The New York Times/Redux

(CNN) ウクライナ保安局(SBU)は19日までに、同国中部の都市ドニプロの集合住宅を今月14日に襲ったロシア軍のミサイル攻撃に触れ、使われたのは巡航ミサイル「Kh22」だったことを確認したと報告した。

現場で着弾した兵器の残骸を調べた末の結論とした。また、初期段階の調査結果として、この攻撃に関与したとするロシア軍の6人の身元も割り出したと述べた。

一方、ウクライナ空軍司令部は先に、レーダーでこのミサイルのおおよその発射場所、飛行の高度や速度を探知したとし、Kh22ミサイルであることに間違いないと分析していた。

ウクライナ空軍はこの種のミサイルを撃墜し得る防空能力を持たないとも指摘。SNS上でロシアの侵攻開始以降、このタイプのミサイルは210発以上撃ち込まれたが迎撃した事例はないとも認めた。

空軍報道官は、Kh22はロシアの長距離爆撃機「Tu22M3」がロシア西部クルスク州とアゾフ海から発射しているとも説明。14日の攻撃では計5回の発射があったともした。

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