ロシアには「十分な武器」 メドベージェフ前大統領
(CNN) ロシアの国家安全保障会議副議長で前大統領のドミトリー・メドベージェフ氏は24日、ロシアの武器生産を監視している「敵国」は、ロシアが「あらゆる武器を十分に持っている」ため失望するだろうと主張した。ロシア国営タス通信が伝えた。
タス通信によると、メドベージェフ氏はロシア連邦のウドムルト共和国の首都イジェフスクにある自動小銃製造のカラシニコフ社の工場を訪れ、不可欠な武器と軍用車両の製造についての会合を持った。
その際、同氏は「我々は車両を見てきたが、今日は最も不可欠な武器の製造について話し合う。特に特別軍事作戦で需要が大きいドローン(無人機)についてだ」と述べたという。
同氏はさらに「当然、他の多くの重要な問題についても話し合う。特に何の武器がどのように製造されているのかを絶えず監視するのは不可欠であることについて検討する」と続けた。
タス通信によると、同氏は「敵国も同様に監視しており、我々が武器不足に陥っているとか、あと数回攻撃するだけのミサイルしか残されていないなどと時々主張している。それなら彼らを失望させよう。我々はあらゆる武器を十分に持っている」と述べた。