トルコ地震でローマ時代の城塞も崩壊 南東部ガジアンテップ
(CNN) トルコで6日未明に起きた強い地震で、同国南東部ガジアンテップにあるローマ時代の城塞(じょうさい)が崩壊した。
国営アナトリア通信によると、ガジアンテップ城の砦(とりで)のうち東と南、南東部分の一部が崩れ、がれきが路上に散乱した。
周囲の鉄柵が破損して歩道に散らばり、隣の擁壁も崩壊した。砦には複数の大きな割れ目もみられる。
隣接する17世紀建造のイスラム教礼拝所、シルバニ・モスクも一部が損壊した。
ガジアンテップ城は紀元2~3世紀に見張り塔として建設され、6世紀のビザンツ帝国時代に現在の形となった。城内は博物館として公開されていた。