プーチン大統領が教書演説、欧米批判を繰り返す 新STARTの履行停止表明
米国との間で核兵器の削減を約束した「新戦略兵器削減条約(新START)」については、破棄はしないものの履行を停止すると言明した。
ウクライナ政府に対しては、自国の国益でなく「西側の主人」の国益を守り、自国の産業と経済を破壊してしまったと批判した。
プーチン氏は演説の中で、戦死者に感謝の意を表して黙とうをささげ、遺族や復員兵を支援する特別基金を設立すると表明した。
また、伝統的な価値観を守る立場を改めて強調し、欧米は聖職者に同性間の結婚を祝福することを求めていると批判。国家は個人の生活に立ち入るべきではないとする一方、家庭は「男女の結びつき」だと発言した。