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ゼレンスキー氏が警鐘、ロシアがバフムート掌握なら東部でさらに進軍 撤退否定

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バフムート近郊のロシアの陣地に向かって自走式榴弾(りゅうだん)砲を発射するウクライナの兵士/Libkos/AP

バフムート近郊のロシアの陣地に向かって自走式榴弾(りゅうだん)砲を発射するウクライナの兵士/Libkos/AP

バフムート自体の戦略的価値は大きくないものの、その北西に位置する人口密度の高い二つの工業都市、クラマトルスクやスラビャンスクと道路でつながっているため、ロシアがバフムートを制圧すれば、次はこれらの都市がロシアの照準に入る。

死傷者が増え、ウクライナ軍が孤立するリスクが高まる中、一部の指揮官や下級将校からは、バフムートを保持することが妥当なのか疑問視する声も出ている。

しかし、ゼレンスキー氏はそうした懸念を退け、自身の指揮官からは「そんな声は一度も聞いたことがない」「国民を最優先に考える必要がある。誰ひとり包囲されてはならない。この点が重要だ」と述べた。

ウクライナのベレシチュク副首相は7日、子ども38人を含む4000人近い民間人が荒廃した市内に残っていると説明。特別避難チームを編成しているものの、住民は地下にとどまっていることが多く、居場所に関する情報がないことから避難が難航していると明らかにした。

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