EU国防相、ウクライナへの弾薬の支援求める
(CNN) 欧州連合(EU)のブルトン欧州委員(域内市場担当)は8日、スウェーデンの首都ストックホルムで開催されたEU国防相会合で、EUによるウクライナ支援は「今が決定的な瞬間だ」と述べた。
ブルトン氏は、武器の供給や防衛産業の観点からいくと、ある種の戦争経済の態勢に移行することが必要だと訴えた。
ブレトン氏は「ウクライナへの供給、特に弾薬については、あらゆることをする必要がある」と述べた。
EUのボレル外交安全保障上級代表は、EUの国防相らに対し、短期的には標準的な調達計画に取り組み、長期的には国防能力を向上させるよう呼び掛けた。
ボレル氏の報道官はCNNの取材に対し、ボレル氏はEUが、ウクライナにとって必要な弾薬の共同での調達に10億ドル(約1370億円)を支出することを提案していると述べた。
報道官は「現時点で、ウクライナの人々が最も必要としているものは弾薬だ」と述べた。
スウェーデンのヨンソン国防相は会合で、ボレル氏の計画に同調し、「ウクライナの人々はこの戦争を継続するためにどうしても弾薬を必要としている。また、別の側面では、我々は欧州での生産を増やす必要がある」と述べた。
エストニアのペフクル国防相は各国指導者に対して官僚主義に陥らないようにすべきだと促し、目標はウクライナに100万発の弾薬を供給することだと言い添えた。