バフムートへのロシア軍の攻撃「激化」 ウクライナ軍
(CNN) ウクライナ東部バフムートで戦闘に従事しているウクライナ軍の兵士は14日、ウクライナのテレビ番組で、同市への砲撃が激化しているものの、ロシア軍はウクライナ軍の要塞(ようさい)を攻略できていないと述べた。
第5独立強襲旅団の兵士によれば、バフムートの南郊でここ数日、戦闘が激しさを増している。兵士によれば、ロシア軍は「飛行機」と呼ばれる地域を占領しようとしている。飛行機とは現在は破壊されたモニュメントを指し、同市のシンボルだった。
兵士は、激しい戦闘が継続しているとし、「敵が我々を攻撃しようとするたび、我々は反撃している。ロシアは大量の大砲やMLRS(多連装ロケットシステム)、航空機を使い始めた。敵の航空部隊は朝から晩まで稼働している」と述べた。
同兵士によれば、ロシア軍はこれまでのところ、かつて飛行機のモニュメントがあった場所にはたどり着けていない。
前線はすでにバフムートの入り口付近にまで近づいている。ロシア軍はいかなる犠牲を払おうとも、コンスタンチノフカとバフムートを結ぶ道路を遮断してバフムートを包囲しようとしているという。
兵士によれば、ロシア軍の歩兵隊はウクライナの要塞を攻略できずに撤退して、大砲や航空機を要請した。
兵士は、約2週間前は、さらに激しい戦闘が行われるとは想像できなかったが、現在はそうなっていると語った。