リビアでドラム缶10本分の天然ウラン消失、IAEA
(CNN) 国際原子力機関(IAEA)は15日、北アフリカのリビアで保管されていた2.5トン以上の天然ウランの行方がわからなくなっていることを確認した。
IAEAの報道担当者はCNNに「今月14日に実施した査察の作業中、ドラム缶10本に入った天然ウランの約2.5トンがなくなっているのが判明した」と説明した。
IAEAの声明によると、ウラン鉱石の形状となっているこの天然ウランは、以前に申告されていた保管場所から消えていたという。リビア国内のどの場所なのかは伝えられていない。
IAEAのグロッシ事務局長が天然ウランの消失を加盟国などに通知。行方不明となった経緯や現在、どこにあるのかなどを調べているとした。