川に大量の魚の死骸、全土を襲う暑さが関係 豪
(CNN) オーストラリア・ニューサウスウェールズ州の川で、大量の魚の死骸が打ち上げられる出来事があった。州当局者によれば、魚の大量死はオーストラリアを襲っている暑さに関係している。
CNN提携局によれば、魚の死骸が水面に大量に浮かんでいる動画が先ごろ出回った。
ニューサウスウェールズ州当局によれば、かなりの量のコイなどの魚が、氾濫(はんらん)原の栄養分や有機物とともに、暑さのために川を逆流させられた。
魚の死骸は、洪水が引いたときに水中の酸素濃度が低くなることと関係があるという。
当局によれば、今回の出来事は現在も進行中で、熱波が、大規模な洪水によって極端な状況を経験した河川にさらなるストレスを与え続けている。
現在の高い気温も低酸素の状況を悪化させている。暖かい水は冷たい水よりも酸素を保持しにくく、魚は温度が高いほど酸素を必要とするという。
気候変動が深刻化し、世界の気温が上昇し続けるなか、オーストラリア全土で熱波の頻度と激しさが増している。