プーチン大統領、占領地マリウポリを電撃訪問
(CNN) ロシアのプーチン大統領は、ロシア占領下のウクライナ南部マリウポリを予告なしに訪問した。ロシア当局が19日、現地での映像を公開した。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、新たな占領地をプーチン氏が訪れたのは初めて。マリウポリはウクライナによる抵抗の象徴とされた激戦の末、昨年5月からロシアに占領されている。
映像によると、プーチン氏はヘリコプターでマリウポリに入り、車で市内を視察した。驚いた様子の市民らに、「お互いをもっとよく知り始める必要がある」と話しかける場面もある。
ロシア大統領府はプーチン氏の「自発的な」訪問だと主張した。日時は不明だが、同氏は18日、ロシアによる併合からちょうど9年を迎えたウクライナ南部クリミアを訪れていた。マリウポリはロシア本土とクリミアを結ぶ線上に位置する。
同行したフスヌリン副首相が市内の建設、復興計画を詳しく説明する様子も映っている。同氏は3年以内の復興を目指すと話している。