ベラルーシ、西側がポーランドから侵攻なら核兵器で自衛 戦略核にも言及

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) ベラルーシのルカシェンコ大統領は3月31日、欧米がポーランドからベラルーシに「侵攻する準備」を進めていると批判し、ベラルーシに戦術核兵器を配備するロシアの措置を歓迎した。国の安全を守るには核兵器が必要だとしている。

ルカシェンコ氏はこの日、国民向けに演説を行い、戦術核と戦略核の両方の配備についてロシアのプーチン大統領と協議を強化したと説明。ウクライナと協力する西側諸国がクーデターを計画していると主張し、こうした国の脅威に対処するには核兵器が必要との認識を示した。

国営メディアによると、ルカシェンコ氏は「必要なら戦術核だけでなく戦略核兵器もベラルーシに導入する」と発言した。プーチン氏が7月初めまでに戦術核兵器の特別保管施設を完成させる計画を発表して以降、ルカシェンコ氏の発言が伝えられるのは初めて。

ルカシェンコ氏はまた、ロシアが核弾頭や通常弾頭を搭載可能な短距離ミサイル「イスカンデル」を既にベラルーシに移送したことも確認した。

さらに、ポーランドやその西側の隣国に対抗してベラルーシの主権と独立を確保するため、ロシアとベラルーシは全ての手を尽くすと強調。西側諸国がベラルーシでのクーデターを念頭に特定の部隊を編成していると批判した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ベラルーシ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]