スーダンの戦闘員、衛生研究所を奪取 WHOが「生物学的リスク」警告
(CNN) 世界保健機関(WHO)は25日、スーダンの戦闘員が首都ハルツームの国立公衆衛生研究所を奪取し、「甚大な生物学的リスク」が生じていると警告した。
スーダンでは国軍と準軍事組織の戦闘が続き、各国が自国民の退避を急いでいる。
スーダンから退避後、ジブチに到着した米国政府の職員/Mass Communication Specialist 1st Class Maria A. OlveraTrist/U.S. Navy Photo
ハルツームにいるCNNの記者は25日、72時間の停戦が発表され、民間人の避難ルート開設への期待が高まってから半日後、銃声や戦闘機のごう音を耳にした。目撃者はCNNの取材に、ハルツーム州北部でスーダン国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の激しい戦闘が起きていると証言した。
国軍とRSFは合意違反があったとして互いを非難している。
WHOの25日の発表によると、11日前に暴力が発生して以降、スーダンでの死者数は少なくとも459人、負傷者数は少なくとも4072人に上る。