民間人の避難進むザポリージャ州、燃料不足やネット利用に不具合も

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ロシアの砲撃後、子どもと一緒に破壊された建物を眺める男性=ウクライナ・ザポリージャ州/Andriy Andriyenko/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

ロシアの砲撃後、子どもと一緒に破壊された建物を眺める男性=ウクライナ・ザポリージャ州/Andriy Andriyenko/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) ロシア軍の占領下にある前線の集落から一部の民間人が避難しているウクライナ中南部ザポリージャ州で、燃料不足をはじめ、ATMやインターネットの利用に問題が生じていることがわかった。同州エネルホダルのドミトロ・オルロフ市長が明らかにした。

オルロフ氏は現在、ロシアの占領地域にはいない。オルロフ氏によれば、避難の発表によって、「パニックではないものの、それに近い雰囲気」になったという。

オルロフ氏は7日、SNS「テレグラム」への投稿で、最初の避難は6日午前に始まり、大規模なものではなかったと述べた。

オルロフ氏によれば、避難したい一部の人々はバスに乗せられた。自家用車で避難した人もいたという。こうしたことを受けて、ガソリンスタンドではガソリンがなくなった。ATMは使えないか制限がかけられているため、事実上、お金を引き出す場所がなく、インターネットは一部でつながらなくなっている。食料品や医薬品の価格は高騰しているという。

オルロフ氏はさらに、ロシア軍が市内の病院から医療機器を撤去したほか、患者に対して避難を要請し、多くの病院が業務を停止したと明らかにした。

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