占領下のマリウポリ、ロシア軍基地に対する攻撃増加
(CNN) ロシア占領下のウクライナ南東部マリウポリで、マリウポリの街やその周辺にあるロシア軍の基地に対する攻撃が増加していることがわかった。同市の市議会が明らかにした。マリウポリでは28日に爆発があったとの報道が出ていた。
現在は街を離れている市議会はSNSへの投稿で、マリウポリのロシア軍基地への攻撃が増加しており、爆発音が聞こえると述べた。
市議会によれば、特にロシア軍の倉庫や基地のある場所で攻撃が行われているという初期の情報がある。ロシア軍はこうした集落について後方地域とみなしていたものの、状況が変わりつつあるとした。
CNNはこうした主張を独自に確認できていない。
港町マリウポリはアゾフ海の要衝であり、1年以上前にロシア軍による侵攻が始まって以降、最も激しい戦闘のいくつかは同市で発生した。ウクライナのゼレンスキー大統領の試算によれば、同市の包囲戦では数万人の死者が出た。
ロシア軍による侵攻が3カ月近く続いた後、昨年5月にウクライナ軍は同市から撤退した。
マリウポリの破壊の映像はウクライナにおけるロシア軍の無差別攻撃の象徴となった。マリウポリの破壊の様子は、シリアのアレッポやチェチェンの首都グロズヌイといった更地化された都市と酷似していた。