ロシア侵攻でウクライナの子ども484人死亡 検察発表

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ウクライナ南部オデーサでロシア軍のミサイル攻撃で死亡した母娘の葬儀に参列する人々/Nina Liashonok/ Ukrinform/Future Publishing/Getty Images

ウクライナ南部オデーサでロシア軍のミサイル攻撃で死亡した母娘の葬儀に参列する人々/Nina Liashonok/ Ukrinform/Future Publishing/Getty Images

(CNN) ウクライナの検察当局は「国際子どもの日」にあたる1日、ロシアによる侵攻でこれまでにウクライナの子ども少なくとも484人が死亡し、992人が負傷したと明らかにした。

当局は声明で「2900件超の子どもに対する戦争関連犯罪の手続きが行われている。これらの犯罪は殺人、傷害、性暴力、子ども向けの機関や施設への攻撃、移送、強制移住、誘拐などだ」と述べた。

ウクライナや、かつて共産主義国だった東欧の国々の多くは6月1日を「国際子どもの日」と定めている。この日は町や学校、地域グループが運動会など子どものためのイベントを開催することが多い。

ウクライナのオレナ・ゼレンシカ大統領夫人は同日、「子どもの日は安全な幼少時代、夏、人生について語る日であるべきだ。だが今日はウクライナの子どもに対するロシアの新たな犯罪について話す。9歳の女の子がキーウへの砲撃で死亡し、もう1人は入院している」とツイートした。

検察当局の声明によると、2500以上の教育施設が攻撃を受けて損壊し、うち256の施設は完全に破壊された。

また、ウクライナの子ども1万9500人超がロシアあるいはロシアの占領地に強制的に連れて行かれたという。ただし「この数字に含まれているのは公式に登録されたケースのみ」と当局は指摘し、実際はもっと多い可能性があると警告している。

子どもの連れ去りに関しては、国際刑事裁判所(ICC)が3月、ウクライナの子どもをロシアに強制移送する計画に関与した疑いでロシアのプーチン大統領と、同国で子どもの人権に関わる役職に就くマリヤ・リボワベロワ氏に逮捕状を出した。

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