ロシア軍、爆薬搭載の戦車を遠隔で「爆破」 新しい戦術か

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ロシア国防省が遠隔操作による戦車の爆破と主張する場面を捉えたドローンの画像/Romanov_92/Telegram

ロシア国防省が遠隔操作による戦車の爆破と主張する場面を捉えたドローンの画像/Romanov_92/Telegram

(CNN) ロシア国防省は、大量の爆薬を搭載した戦車を遠隔操作して、ウクライナの拠点を破壊したと発表した。ロシア軍による新たな戦術とみられる。

国防省はSNSへの投稿で、約3.5トンのTNT火薬と、通常は100キロの爆薬を搭載する爆弾5個を戦車に搭載したと説明した。

国防省の動画には、「ベルナウル」というコールサインの戦車の指揮官が登場し、戦車の準備と攻撃を実行する任務を与えられたと述べた。

指揮官によれば、ウクライナ軍から約300メートル離れた場所で、操縦士が戦車をマニュアルにしてウクライナ側へと向けた。さらに、操縦士は戦車から飛び降り、後方へ移動。指揮官は残って様子を観察し、戦車がウクライナの陣地に近づいた後、無線で爆発させたという。

非常に大きな爆発が発生し、傍受したデータによれば、ウクライナ軍は多大な損失を被ったという。

ドローン(無人機)からの映像によれば、ウクライナの前線の近くで地雷に当たったような戦車が静止している。その後、大きな爆発があるが、理由は不明。戦車が爆発する直前にウクライナ軍の陣地から閃光(せんこう)が走ったように見えるが、これは戦車を破壊しようとした可能性がある。

著名なロシアの軍事ブロガーは18日、戦車が爆発した様子を捉えたドローンの映像を共有した。ブロガーは、戦車は目標に到達する前に地雷に当たったとしている。

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