ベラルーシ国内のロシア軍要員、大幅に減少 ウクライナ当局
(CNN) ウクライナ国境警備当局は14日、ベラルーシ国内にいるロシア軍要員の数が大幅に減少したと明らかにした。
国境警備当局の報道官によると、ウクライナ当局は最近までベラルーシ国内の複数の訓練場に約2000人のロシア軍要員が駐留しているのを確認していたが、「ほぼ全てのロシア兵がベラルーシ領から撤退した」という。
ただ、「ローテーションの一環で、どこかの時点で正規部隊がベラルーシに戻される可能性は否定できない」としている。ベラルーシ国境の状況は「依然として完全に制御下にある」とも強調した。
ウクライナ国境警備当局はまた、ベラルーシ領内に「ロシアの傭兵(ようへい)が組織的に配備」されている様子は見られないとも指摘した。
ただ、これに先立ちベラルーシ国防省は同日、民間軍事会社ワグネルの戦闘員が首都ミンスクの南約90キロにある国境の町付近でベラルーシ兵の訓練に当たっていると述べていた。