ドネツク州へのミサイル攻撃、死者7人に 2発目が救助チームを直撃
(CNN) ロシア軍によるウクライナ東部ドネツク州ポクロウスクへのミサイル攻撃では、30~40分の間を置いて2発目が撃ち込まれ、1発目で駆け付けた救助チームを直撃したことが分かった。最新の発表によると、死者は7人、負傷者は81人に上っている。
ポクロウスク市の軍政当局トップはSNS「テレグラム」への投稿で、1発目のミサイルが19時15分、2発目が19時52分に着弾したと報告。しばらく間隔を置くのが「ロシア・ファシスト」式の手口だと述べ、救助チームの到着後に2発目が来れば犠牲者が増えると非難した。
爆発の影響は広い範囲に及び、周囲の建物で少なくとも計2000枚の窓が割れたとも語った。
地元当局者らによると、居住用の建物とホテル、複数の店舗、行政機関ビルや民間車両に被害が出た。このうちホテルとピザ店はジャーナリストの客が多いとされる。
ドネツク州のキリレンコ知事が発表した最新情報によると、死者7人のうち5人が民間人で、1人が救急隊員、もう1人は軍要員。負傷者81人の中では39人が民間人で、このうち2人は子どもだった。ほかに警官31人、救急隊員7人、軍要員4人が負傷した。
ウクライナ国家警察はテレグラムを通し、非常事態庁ドネツク州事務所の副官が死亡したと発表。また、救助に駆け付けた警官31人が死亡したことを確認した。
現場では救助活動が続いている。