「仏教侮辱」の映画製作、スイス人ら14人逮捕 ミャンマー軍政
(CNN) ミャンマー軍政が今月8日、仏教を侮辱する映画の製作にかかわったとして、スイス人1人とミャンマー人13人を逮捕していたことが分かった。同国の国営メディアが報じた。
報道によると、映画は先月24日に動画投稿サイトのユーチューブとTikTok(ティックトック)で公開された。
軍政は、この映画が意図的に仏教や仏教僧についての誤解を招き、仏教の文化と伝統を傷付けていると主張。主要な登場人物が仏教徒にもかかわらず見境のない行動や発言を繰り返すことで、仏教僧の権威と徳性が損なわれたとし、逮捕された14人は法に基づいて処罰されると述べた。
スイス外務省の報道官は19日、CNNとのインタビューで、この件をすでに把握し、関係当局に連絡して確認中だとコメントした。
ミャンマーは仏教徒が多数を占め、宗教問題には慎重な扱いが求められる。2016年にはオランダ人観光客が仏教の説法を流していたスピーカーのコードを引き抜き、懲役3カ月の刑を言い渡された。