実物そっくりでも安上がり、ウクライナがロシアに破壊させたい囮兵器たち
開戦当初、囮の兵器は粗雑なものだった。しかし、戦争が続き、ウクライナ国外からより洗練された兵器が到着するようになると、それに伴ってメトインベストの作るレプリカも精巧さを増した。
囮の真価が問われるのは、それらが戦場にどれだけの時間残っているかだという。
「囮をいくつ作ったかではなく、それらがいくつ破壊されたかを数えている。当社にとってはこの点が重要だ」「破壊されるのが早ければ早いほど好ましい」(広報担当者)
これまでのところ数百体が破壊されているが、同社は軍からの需要を満たすのに苦慮しているという。広報担当者は、戦場で様々な状態にある囮兵器の写真を提示した。
最後にとりわけ誇らしげに見せた1枚には、ウクライナ国内のどこかの木にぶら下がったプーチン・ロシア大統領の等身大の人形が写っていた。同社の従業員が作ったものだと、広報担当者は満足した様子で明かした。