リビア大洪水 国連が死者数を3958人に下方修正、9000人不明
(CNN) 国連人道問題調整事務所(OCHA)は17日午前に発表したリビア大洪水に関する最新の報告書で、現時点での死者数を大幅に修正した。
世界保健機関(WHO)の集計に基づき、死者は少なくとも3958人、行方不明者は9000人としている。
16日の報告書ではリビア赤新月社の情報として、東部デルナで少なくとも1万1300人が死亡したと発表していた。
一方、赤新月社は17日、CNNとのインタビューで、この人数を国連に伝えた事実はないと主張した。
国連のファルハン・ハク事務総長副報道官はCNNに、WHOが確認した人数に合わせると言明した。
誤った人数を発表した経緯と原因を尋ねる質問には「さまざまな惨事で、数字を修正する結果になることは多い。今回もそういう成り行きだ」と答えた。
さらに、複数の情報源からの数字を照合するのが標準の手順だと述べ、「修正するのは照合しているからだ」と説明。死者数は流動的で、増えることも減ることもあり得ると指摘した。