ワグネル戦闘員、「至る所に出現」 ウクライナ軍司令官
(CNN) ウクライナ南部戦線で反転攻勢を統括する同国軍司令官は24日までに、ロシアの民間軍事企業「ワグネル」の戦闘員が前線の「至る所」に姿を現し続けていることを明らかにした。
タルナフスキー司令官が、ワグネル戦闘員が南部ヘルソン州に再配備されたとの情報の真偽を尋ねられた際に述べた。「一部の方面に出現している。ヘルソン州なのかは言えない」とし、「事実は彼らのバッジがあちこちで見られるということだ。絶え間なくだ」と続けた。
司令官は、敵側が戦術的などによりこなれた動きを示し始めた時、自らの部下はワグネル戦闘員の存在を常に疑っているとも指摘。「我々の攻撃が、通常ではなく注意を引くような手立てなどで阻止された時、ワグネルの介在を疑っている」と主張した。
ワグネル創設者プリゴジン氏はロシアで今年6月、反乱に失敗し、8月に飛行機墜落で死亡した。ロシア政府はその後、ワグネルを内部に取り込む動きを見せているともされる