ウクライナ大統領、自国に防衛産業を呼び込み
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は9月30日、ウクライナ政府と共同で兵器製造を行う意思を持つ企業に対して、特別な条件を提示する用意があると明らかにした。
ゼレンスキー氏は各国の防衛産業の関係者との会談時に発言した。会談に参加したのは、米国や英国、ドイツ、フランス、トルコ、スウェーデン、チェコなどの防衛企業関係者。
ウクライナ大統領府によれば、ゼレンスキー氏は「お互いに有益なパートナーシップになるだろう」と指摘。大規模な防衛産業のハブを作るには良い時期であり、良い場所だと述べた。
ゼレンスキー氏によれば、防空と地雷除去の二つが現在のウクライナにとって最大の優先事項。その中には、防空のための手段や警戒監視システムの製造も含まれる。ゼレンスキー氏は「我々はこれをやらなくてはならない。これは、ウクライナだけでなく、欧州や近隣諸国にとっても有益だ」と述べた。
ウクライナは、長距離ミサイルや新しい能力を備えた大砲の製造にも関心を寄せている。ゼレンスキー氏は、先進技術と軍事技術の組み合わせは、ウクライナがロシアとの戦争で勝利するのに役立つだろうと語った。