ウクライナ軍ドローン、ロシア領の送電網攻撃 「報復」主張
(CNN) ロシア南西部クルスク州のスタロボイト知事は29日、州内の5カ所の集落や1カ所にある病院が同日、ウクライナ軍のドローン(無人機)攻撃にさらされ、停電被害などを受けたと報告した。
同州はウクライナと国境を接している。知事はSNS上で、大規模な攻撃だったと説明。うち1機はベロフスキー地区の変電所に爆発物を投下し、変圧器に火災が生じたと述べた。
ロシア国防省は29日、クルスク州上空でウクライナ軍のドローン10機を、首都モスクワから南西部へ離れたカルーガ州で1機を迎撃したと発表した。死傷者は報告されていない。
一方、ウクライナ保安局はクルスク州の変電所への攻撃に関与していることを認めた。関係筋が明らかにした。ロシア軍の重要な施設に給電しているため標的にしたと説明した。
その上で、ウクライナのインフラ施設へのロシア軍の攻撃が続くのなら、ウクライナ軍も同様に対応するとした。