ロシア軍による文化遺産への攻撃534件、ウクライナ報告

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ウクライナ東部ドネツク州の村に対する砲撃の結果破壊された正教会の施設/Violeta Santos/Reuters

ウクライナ東部ドネツク州の村に対する砲撃の結果破壊された正教会の施設/Violeta Santos/Reuters

(CNN) ウクライナの非政府機関「CISS」は30日までに、ロシアによるウクライナ国内の文化遺産施設に対する攻撃、悪用や私物化などの違反行為は2014年のクリミア半島の強制併合以降、少なくとも534件に達すると報告した。

首都キーウに拠点がある同NGOの幹部が記者会見で明かした。違反行為として「これら施設の流用、軍事目的のための利用、占領地にある文化遺産の移送」などを列挙。博物館の略奪、違法な考古学上の作業や史跡の由来の歪曲(わいきょく)化なども含まれるとした。

クリミア半島では200件を記録したと指摘。2022年から占領下にある南部ヘルソン、中南部ザポリージャ、東部のドネツクとルハンスクの各州では334件とした。

CNNはCISSの今回の主張の内容を独自に立証できていない。同機関の公式サイトによると、組織として取り組む主要な課題はロシアの占領下にある地域での文化遺産の保存状態の調査としている。

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