ブラジルの「湖に浮かぶ村」、大規模干ばつで孤立状態に
(CNN) ブラジル北部アマゾナス州の州都、マナウス東郊のプラケカラ湖に浮かぶ村として知られる集落が、異常な干ばつで孤立状態に陥っている。
湖の水位が大きく下がり、ボートや水上住宅が泥に埋もれたままになった。
プラケカラ湖はアマゾン川の支流、ネグロ川水系の一部。州当局の観測によると、先月末から記録的な水位低下が起き、周囲に深刻な影響を及ぼしている。
湖底が露出してひび割れた土地に、井戸を掘る住民の姿もある。
ボートは動きが取れず、店を訪れる客もない。住民の男性はロイター通信に「神様から水が送り込まれるまで、ここにいるしかない」と話した。
干ばつは州全体に広がり、全62自治体のうち42自治体、住民30万人あまりが非常事態に直面している。