プーチン氏が訪中、習主席と会談へ 国際フォーラムにも出席

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今年3月の会談で共同声明に署名後握手を交わすプーチン大統領(右)と習近平国家主席/Xie Huanchi/Xinhua/Getty Images

今年3月の会談で共同声明に署名後握手を交わすプーチン大統領(右)と習近平国家主席/Xie Huanchi/Xinhua/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領が今週、中国を訪問し、北京で、習近平(シーチンピン)国家主席と会談する。今回の訪中では、米国とその民主的な同盟国にもはや支配されることのない新たな国際秩序に向けたビジョンの共有が強調されるとみられている。

世界で最も強力な独裁者2人の会談は地政学的な断層が世界各地で強まるなかで行われる。初めに、ロシアによる過酷なウクライナ侵攻があった。ウクライナ侵攻が始まったのは両首脳が北京で会談してからわずか3週間後のことだった。今ではイスラエルがイスラム組織ハマスと戦争状態にあり、中東の安定を揺るがしかねない、より広範な紛争に発展する恐れがある。

中国もロシアもイスラエルの行動を批判し、停戦を呼び掛けている。これは、両国が、イスラエルの継続的な報復の権利を支持する米国に代わる指導力を強化しようとする取り組みの最新の事例だ。

習氏とプーチン氏の会談ではイスラエル・パレスチナ情勢が取り上げられる可能性が高い。プーチン氏は17日に訪中し、北京で開催される中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の国際フォーラムにゲストとして参加する。

17日~18日に開催される国際フォーラムには140カ国以上から首脳や代表団が出席する。

イスラエルがハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に対する地上侵攻を行う可能性を示しているタイミングで今回の国際フォーラムが開催されることについて、専門家からは、プーチン氏に対してウクライナでの戦争から世界の目をそらす機会を与えることになるとの見方が出ている。

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