ハマス幹部、ロシアを訪問 高官と人質解放交渉

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(CNN) ロシア国営タス通信は26日、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの代表団がロシアの首都モスクワを訪れ、外務省高官と協議したと報じた。

ハマスも声明で代表団の訪ロを明らかにした。タス通信によると、ハマスが拘束している人質の解放やロシア市民のガザからの避難について話し合われたという。

ハマス幹部のアブー・マルズーク氏らが率いる代表団はロシアのボグダノフ外務次官と面会した。

タス通信は外務省の話として、ロシアは「ガザで拘束されている外国人の即時解放」を求めており、その一環として協議が行われたと伝えた。同省によると、「ロシア人やその他の外国人のガザからの避難に関する問題も話し合われた」という。

ハマスの声明によると、代表団はロシアのプーチン大統領の姿勢を称賛し、国際社会が「シオニスト政府によるジェノサイド(集団殺害)の犯罪に対して責任を果たす」必要性を強調した。

声明にはまた「ボグダノフ氏はパレスチナ人の権利を支持するロシアの立場を表明し、停戦や検問所の開通、ガザへの人道支援物資の搬入を実現するために、関係機関と共に行っている取り組みも示した」ともある。

一方、イスラエル外務省は「ハマス幹部をモスクワに招待したことを非難する。テロを支援する行為であり、ハマスのテロリストの残虐行為を正当化するものだ」などと声明を出して批判した。また、ハマスのメンバーをただちに追放するようロシア政府に求めた。

ロシア外務省のザハロワ報道官が26日明らかにしたところによると、ロシアや旧ソ連諸国の市民約1000人がガザからの避難を要望しているという。

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