イスラエルとハマスの戦闘休止合意、各国の反応は

米国のブリンケン国務長官が、イスラエルとハマスの合意を大きな前進と評価した/Jonathan Ernst/AFP/Getty Images/File

米国のブリンケン国務長官が、イスラエルとハマスの合意を大きな前進と評価した/Jonathan Ernst/AFP/Getty Images/File

(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスが戦闘休止と人質解放で合意したことを受け、各国から「前進」を歓迎する声が上がっている。

米国のブリンケン国務長官は21日夜、交渉は大きな前進だと述べた。同時に、ハマスがガザで人質を拘束している限り、米国は態度を緩めないと表明した。

英国のキャメロン外相は合意について、人質の家族を安心させ、パレスチナ自治区ガザの人道危機に対処するうえで「極めて重要な一歩」だと評価した。

オーストラリアのウォン外相は、合意を前進の印として歓迎した。

欧州委員会のフォンデアライエン委員長と欧州理事会のミシェル議長も合意を歓迎。ミシェル氏はさらに、仲介役のカタールとエジプトに感謝の意を表した。

ロシアのペスコフ大統領報道官は「ガザから久しぶりに届いた良い知らせ」だと述べ、ロシアは一貫して停戦と戦闘の人道的休止を唱えてきたと強調した。

中国外務省の報道官は、この合意が人道危機の軽減や紛争の沈静化、緊張緩和につながることを期待していると述べた。

仲介を主導したカタールは、戦闘の休止で長期的解決への道が開けることを願っているとコメント。同国のクライフィ外務担当閣外相は声明で、今後は長期的な停戦と戦争の終結、恒久平和に向けた努力を優先するとの方針を示した。

エジプトのシーシ大統領もカタール、米国との仲介努力が成功したとの認識を示したうえで、「最終的で持続可能な」解決に向けた努力を改めて表明した。

パレスチナ自治政府のアッバス議長も合意を歓迎する一方で、完全な停戦を改めて呼び掛けた。

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